胃癌と診断され全摘術を受けた今、よく考えてみると
<あれが?>と思われることがあった。
1)数年前、みぞおちから咽頭部にかけて縫い針を束ねた
もので突き刺されたような、または焼けた鉄棒を突きつけ
られたような、言葉では説明できない嫌な痛みが2~3ヶ月
に一回の割で発生していました。
狭心症を疑い心電図などの検査を受けたが異常なし。
知人も同様な痛みを訴えていたが、彼は私より2年早く
胃潰瘍で胃を半分なくしました。結局、私は胃癌でした。
2)同時期に、腹部から背中にかけて原因不明の発疹が出来た。
皮膚科で色々検査してもらったが原因が分からなかった。
白血球に変化がみられるが、その程度の人はいるので
経過を見たほうが良いとのことだったが、発疹がなくなり
失念していた。
3)肩こり、腰痛が激しくなった。
頭部から左の肩にかけての肩こりと右側腰痛が激しくなった。
仕事からくるものとあまり気にしていなかった。
行きつけのスナックで女の子にビールをご馳走して、肩を
揉んでもらうのも楽しみだったが、整骨院にゆくより安価
でもあった。
全摘術の翌日、主治医より左肩は痛くないかとの質問が
ありました。その時は何ともありませんでしたが麻酔が
きれた次の日、ズキズキとした猛烈な痛みが襲ってきま
した。主治医の話によると、胃をはじめとして消化器などの
神経端が左肩にあるとのことでした。
肩こりや腰痛は内臓の疾病を疑うことも忘れずに。
4)一年位前から、左わき腹に異様な違和感を感じるように
なりました。胃の痛みとも考えられませんでしたが、胃は
みぞおちから横になっているので、胃の痛みはみぞおち
だけでないこともしりました。
じっとして机に向かっていると、左わき腹から背中、左肩に
むかって違和感が襲ってきていました。
このころ、胃の透視を受けていましたが、まだ映像として捕らえ
きれていないようでした。
5)余談1
<酒飲みは麻酔がきかない>と俗にいわれている。
あながち迷信だとも言い切れないことを思いしらされました。
全身麻酔がだんだん切れてくるにしたがい、激痛が全身に
襲ってきました。色々な痛み止めを試してくれるのだが
なかなか効いいてくれない、もってせいぜい一時間くらい。
連続して投与すると副作用が心配であるとのことで、それから
何時間か、つぎの投与ができる時間までベッドにしがみついて
痛みをこらえることになる。幸いにもこれが最後という痛み止め
が効いてくれ、激痛から開放されたときは三日がたっていた。
<窓から飛び降りて死のうか>といったら
<窓によじ登る元気があったらどうぞ。でも飛び降りても窓の
下のテラスに落ちるだけだから痛い場所がふえるだけョ>という
看護師との冗談話もなつかしい思い出になりました。
6)余談2
幸いにも自分は初期癌のうちに発見され大事に至らなかった。
それも、たまたま仕事で出かけた客先の近くに、以前から健康
診断などで行きつけにしていた病院があり、胃が痛かったのを
思い出し、時間が余ったので診察を受けに寄ってみた。
胃カメラの検査予約をして1週間目に検査。
結果が出たのはそれから1週間目。まず医者から言われた
のは<12月15日が手術日で余裕があるからその日に
やりましょう。何時入院できますか。>だった。
病状の説明が始まったのは それからでした。
仕事の段取りをつけ入院できたのはそれから10日目
手術日の1週間前でした。
考える時間を与えないで、即入院を決断出来たことに感謝
しています。
たまたま、隣室に8月に胃がんと診断された人が入院してきた。
他の病院で即、手術を勧められたが決断ができずに他の
治療法や仕事のことなどを考えているうちに12月になって
しまったとのこと。
ところが、わずか3ヶ月の間にすっかり進行してしまって
すでに手術ができないところまできているとのことだった。
その後、病院で姿を見なくなったがどうなったのか心配である。
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